4/19、ミッドウィークにルヴァンカップ川崎戦がありました。
J2なのにルヴァンカップ参加で過密日程、ヘナト選手復帰の噂などから
ターンオーバーしてくるだろうなぁと思っていましたが、
秋葉監督は予想以上のメンバーで臨んでくれました。
最終ライン 落合選手、監物選手、菊池選手、高木選手 若いメンバーしかいない。
ボランチ 成岡選手とヘナト選手、噂通りのヘナト復帰!
前目 斎藤選手、西澤選手、コロリ選手、森重選手。
そして控えはユースのみ4人 あとGK控えの梅田選手。
控えの選手人数足りてないよ。
試合後のコメントからは過密日程に加えて山口戦が2度の中断で選手への影響が大きかったことから、
今回の若手主体のメンバーになったとのことでしたが、
秋葉監督は思い切りが良いと改めて思いました。
先週も水曜日にJ2のリーグ戦してましたし、
まったくJ2チームに日程の配慮のないルヴァンカップをどう扱っていくかは監督の悩みでもあると思います。
現状リーグ戦での低迷からほぼほぼ罰ゲーム的になっているので
若手の挑戦の場とするのは素人ながら良いなと思っていました。
その前のルヴァンカップ湘南戦でも若手主体の布陣でしたが、今回はそれ以上。
対するフロンターレ川崎はかなりガチメンバー。
どうやらリーグ戦で結果がでないためルヴァンカップもテコ入れの場として臨むようです。
ボールを的確に回して隙をついてくるのが一番うまいチームなので、
若手主体のエスパルスだと惨敗の可能性もあると感じましたが、
普段出番のない選手のプレーを見れる楽しみな試合でした。
結果は0-6の惨敗。
前半、CKの流れから全然方向の外れたシュートがコロリ選手に当たって入ってしまってゴール。
かなり不運な形の失点でしたが、その後すぐに自陣PA付近からの見事なミドルシュートで2点目の失点。
前半は2失点で耐えましたが、後半はユース選手が次々と投入されましたが、
連携も取れず、個々の局面も止めれず、相手の的確なボール回しに翻弄されて4失点。
秋葉監督は下を向くことはありませんでしたが、怒るでもない悲しげな眼が印象的でした。
結果は惨敗、試合を見に行ったサポの方は不満もあるでしょうが
動画観戦している立場として面白いというか興味深い試合でした。
まずはヘナト選手の復帰が見れたこと。
約2年試合に出れていなかったヘナト選手のプレーがまた見れたことはシンプルに嬉しかったです。
ケガした膝をかばうことなく軽やかに動けていたと思います。
ただやはり試合勘がないのか持ち味の鋭い出足からのボール奪取などは見れませんでした。
ただ最初はぎこちなかった動きも徐々に慣れていく様子も見れたので完全復活を楽しみにしたいと思います。
2点目は出番の少ない選手のプレーをみれたこと。
落合選手、斉藤選手が公式戦デビューとなりました。
落合選手、斉藤選手ともに大卒のためおそらく即戦力を期待されていると思います。
斉藤選手はケガでの出遅れもあったと思いますが、
この試合では唯一のチャンスと言っていい
前半コロリ選手のシュートのこぼれ球を勢いよく詰めてシュートしましたがGKに弾かれました。
相手GKのナイスセーブでしたが、シュートは確実に枠に行ってましたので惜しかったです。
斉藤選手は自分で仕掛けたりゲームを作るよりは飛び出したりシュートを放つのに特徴があると思います。
この試合はコロリ選手のキープくらいしか攻撃の突破口がありませんでしたので、
斉藤選手が活躍するのも難しかったと思います。
斉藤選手を上手く使ってくれるメンバーでのプレーを見てみたいと思いました。
落合選手も本職ではないSBのポジションで出場して大変だったと思います。
秋葉監督となり試合出場の機会は増えると思いますので、しっかり準備して次の機会を待って欲しいです。
3つ目は、2つ目とも似ていますがユース選手がJ1レベルの試合を経験できたこと。
前回湘南戦で出場した3人に加えて今回は田中選手も加えて4人出場しました。
湘南戦では見せ場を作る機会もありましたが、今回は格上の川崎選手に圧倒された印象です。
川崎選手の圧力に耐えらずボールを奪われる、ボールを受けても早々にパスを出す、
攻めあがっても周囲との連携が取れない様子がみられました。
ユースの選手は年代別代表もいますので同世代では抜きんでた存在でも
上のリーグでは通用しないという現実を体感させられたと思います。
試合もユース選手が出るたびにチームの穴が大きくなっていた印象でした。
この試合に限れば実力不足の選手たちを出したことになりますが、
ユース選手の経験値的にはユース世代の試合では得られない経験をしたと思います。
昨年までエスパルスユースはユーストップカテゴリーのプレミアリーグにいました。
それはユースチームの実力の証明ではあり有望な選手の獲得につながっていると思っていましたが、
昇格したユース選手がトップチームで突き抜けた活躍をしているとは言えませんでした。
どちらかというとJの壁を超えれずくすぶっている印象です。
今回のようにユース選手が早い段階でトップチームの本気を経験して、
その成長が加速することがあれば育成の変革につながるとすら思います。
リーグを優先してカップ戦若手を使え、誰でも思いつくけどなかなかできない。
プロの試合であるため興行的な葛藤もあると思いますが、
これまでになかった思い切った若手起用をする秋葉監督の胆力に感心します。
若手起用に付き合うことになった経験豊富な選手、西澤選手やコロリ選手、大久保選手へのフォローもお願いします。
秋葉監督なら抜かりないと思いますが。
監督コメントにもありましたが、絶望的な差と思って下を向かずに前を向いて成長して欲しいです。
次はJ2リーグ戦大宮戦です。主力選手で臨むと思いますが、連勝を期待したいです。