2023年2月18日、清水エスパルスは2023年開幕戦水戸ホーリホック戦でした。
J1は前日の2月17日に横浜FMと川崎戦で開幕。
存在が遠くなってしまったJ1、ですが逆に結果を気にすることなく観戦できる!
気楽にDAZN観戦しましたが、両チームのプレー強度の高さに素直に感心。
J1のトップチーム同士のレベルの高い試合は面白かったです。
詳しい戦術は語れない素人観客の私ですが、個人個人が局面で諦めない、攻守の入れ替えでさぼらない
など基本プレーのレベルを高くしていかないとJの上位は目指せんなぁと思いました。
翌18日、J2の開幕。エスパルスはホームIAIスタジアムで14時から試合。TV放映もあります。
水戸ホーリーホックは現エスパルスコーチー秋葉さんが去年まで率いていたチームなので秋葉ダービーでもあります。
試合前のインタービュー記事で、プレシーズンマッチをみた秋葉さんが
「水戸から3、4点とる方法がありますよ。ただどのチームもエスパルスに向かってくるので
エスパルスだからこその苦労もあると思います。」
と述べていました。
結果は3、4点もゴールが生まれることはなく0-0の引き分けでした。
初戦見ての感想、前半がもったいなかった~、もったいなかった~、もったいなかった~。(エスパルス的にです)
前半戦は今シーズントライして好感触の3バック布陣。
3分でGK権田選手からのパスが前線の北川選手にピッタリ収まり相手GKと1対1
もらった!と思いましたがボールはゴールを逸れました。
幸先いいぞと思いましたが、その後は攻め手に欠け相手ゴールに攻める展開は息をひそめました。
TV放映の解説者安永氏曰く「攻撃の距離感が悪いですね。」とのこと。
確かにボールを奪ったり保持してもアタッキングサードでパスがずれたり、足元に出して敵のDFに捕まる展開の繰り返し。
守備面でも新加入の高橋選手、吉田選手などの個人の守備力の高さがありましたが、
チームとして攻められると引いてしまう悪癖が見られました。
これに関しても安永さんが「5バックになるのが早いですね」と指摘。
確かに相手がハーフウェイラインを超えるくらいで最終ライン5枚になっている。
5人のラインはキレイにそろっているけれどもだよ、それじゃあいつものサンドバックになっちゃうよ状態。
ボールを支配も5割以下というお粗末な前半。
今年もこんなものなのか💦と思いましたが、
井林選手を下げて中山選手を投入して4バックにした後半は一転、水戸ホーリーホックを圧倒しました。
やはり慣れしたんだ4バック、距離感良くボールがつながり惜しいシュート放ち続けます。
交代で入った
後半途中で西澤選手、ディサロ選手、コロリ選手など攻撃の選手を投入し続けますが、
ゴールが遠い。
去年の終盤攻められて早く~、早く終わるのだと祈るのとは別のヤキモキする気持ち。
点を、点を取ってくれ~。
結局ヤキモキからの解放はなく、お互いスコアレスの0⁻0で終了。
終了時のスタジアムはビックリするくらいシーンとしてました。
相手との実力的には勝てたなぁ、北川選手のゴール逸を合わて前半がもったいない試合だった。
試合終わっての感想としては
新戦力の高橋選手、吉田選手の守備力高い。
J2中位くらいだとかなり圧倒。
3バックも含めてまだまチームの成長が必要。
そして今年も応援は苦しいです。
CB高橋選手とSB吉田選手は一度連携ミスで危ない場面がありましたが、試合通して高い守備力を発揮してくれました。
もともといる鈴木選手やボランチの松岡選手、ホナウド選手も積極的な守備を見せてくれました。
去年よりも守備力は高いのではないかと思います。
そして、後半の戦いをみるとJ2中位くらいのチームだと個人能力による戦力差はかなりあると感じました。
ただ前半の3バックシステムで苦戦した点や、
後半の終了間際になると選手の足が止まって自陣ゴール付近で引いて待つ
常にプレー強度高く保っているJ1上位を目指すにはまだまだチーム力が足りないと感じました。
しかしゴドビ監督後、取り組んでは失敗してきた3バックに取り組んでまずまずの手ごたえをある様子や、
4バックでも前線からの守備が利いている時間帯もあったので
チーム力アップ、成長への取り組みを続けて欲しいです。
一つの戦術だけでなく様々な戦い方の引き出しを持ち、
攻守・トランジションあらゆる場面で隙が無い、
個人・局所で相手を上回ることが出来る、
そんな真に強いチームとなって欲しいです。
あとゲーム後の権田選手のコメントでは準備していたことが出せなかったというコメントがありました。
白崎選手がベンチ外でしたが実力的に控えからも外れるはずがないので、
なんらかのアクシデントで白崎選手がでれなかったのではと勝手に思います。
J2開幕戦をみた限りですが、
他と比べて戦力的優位がある中でもゼリカルド監督のチーム作りは全力で攻撃に振り切って圧倒するではなく、
攻撃中もリスク管理をして攻守のバランスが取れるチームを好むように感じます。
清水に来る前のブラジル2部ではリーグ中盤で負けなしという成績でした。
スタートダッシュ出来て、リーグの中で上位をキープできればジワジワと勝ち点を重ねていく堅いチームになれると思います。
ただ今回のように点が取れず苦戦する試合が続くと爆発力にチームが触れてない分だと、
焦りと周囲のプレッシャーで悪循環に入ってしまうような気もしました。
試合後の選手たちは茫然というの超えて全員生気のないような表情をしていました。
おそらく選手たちが結果に納得いっていないし反省していると思います。
負けに納得していないのが表情でわかる、以前のJ2降格時にはなかったと思います。
思い詰めて悪循環になるのは困りますが、
反省点を洗い出し切り替えて次の試合に臨んで欲しいと思います。
あっさり書こうと思ったら長くなってしまいました。
次はファジアーノ岡山戦。頑張って欲しいです。